AKLO / YOUR LANE feat. 鋼田テフロン

作品のデータ

Title	THE PACKAGE
Artist	AKLO
Release	2012/09/05
Label	One Year War Music / OYWM12004
Link	Amazonで確認

レビュー

BACHLOGIC主宰のレーベル“ONE YEAR WAR MUSIC”から、SALUの『IN MY SHOES』に続く第2弾作品としてリリースされた、ラッパーAKLO（アクロ）のデビュー・アルバム『THE PACKAGE』。そのラストを飾るのが、BACHLOGIC（バックロジック）プロデュースによる名曲「YOUR LANE feat. 鋼田テフロン」。

“鋼田テフロン”は、2010年頃からBACHLOGICプロデュース作品で登場するようになったアーティストで、バックロジック自身がサビなどを歌う時に使われるアーティスト名。そのバックロジックがサビを歌っている楽曲の中で、記憶にある一番古い曲は、2009年に発表された、SEEDAの「HELL’S KITCHEN feat. サイプレス上野 & BACH LOGIC」。それまでのフックとは一線を画する、当時の日本語ラップとしては珍しい、オートチューンを使ったメロディアスなフックが印象的だった。

以降、4WD「WORLD’S END」、SEEDA「alien me」、SEEDA「NO ONE BUT US」、NORIKIYO「秘密」、SALU「THE GIRL ON A BOARD」、MIKRIS「UMBRELLA」など、数多くのバックロジックプロデュース作品でバックロジック自身の歌声が使われるようになる。

そんな流れの中で発表された、アクロの「YOUR LANE feat. 鋼田テフロン」でも、バックロジックのメロディアスなフックが披露されており、これまでの楽曲の中でもその完成度は随一。アクロのクールでスムースな日本語ラップを引き立てる、爽快なフックが気持ちイイ。アクロの楽曲の中で一番のお気に入り。